カーズ2ミニカーのディテールが落ちたと言われて、反論してみる。 [■ミニカーとクルマ■]
もの・こと・ひとの悪い部分を見つけるのは簡単であります。よいところを見つけるのは、難しいことであります。常々、私はそう思っております。良いところを一所懸命見つけようと、心がけております(笑)。
今日お店に来たお客さんに「カーズ2のミニカーって、ディテール落ちましたよね」って聞かれ、「何がです?」って聞き返しました(笑)。ディテールが落ちたというのは品質のことかい?と思ったんですけど、まぁ元からこんなですよね、出来は(笑)。特に変わった風情はございません。
まぁ別に変わったところは無い・・・もったいぶらないで説明します(笑)。
お客さんが指摘したのはこの部分。裏を見ると分かります。左がカーズ1、右がカーズ2.確かに、言われればカーズ2のマックイーンは裏の作りがのっぺらぼうだ。。。
いや、これね、違うんですね~。2006年当時のマックイーンというかレーシングカーの構造はこんなもん。しかし時代とともにマックイーンも進化したんですね。これは。
走り屋さんなら分かるでしょう?リアにディフューザーがついている。そしてアンダーカバーはフラットにするのが流行り。シャーシ下を流れる空気抵抗を減らし、そしてリアディフューザーで整える。ダウンフォースが見込めるし、速く走れる。コレです。そう、より速く走る為にレーシングカーのトレンドとして多く採用されている方式なのですよ。
ほらね?カーズ2のマックイーンには、リアディフューザーが付いています。
これがカーズ1のマックイーン。整流版等は付いてないわけです。
ほれ、こんな感じですね実車も。コレはランエボのリアディフューザー。
よーく見れば分かります。しっかり実車のウラを取ってあるカーズ2.手抜きなんてございません。他のカーズ2ミニカーも見てください。レーシングカーもGorvetteなんかはそうです。別の一般車両は、そうなってないんです。
そんな視点から見ても、カーズミニカーって良く出来ていますね。「なぜそうなっているんだろう」って調べてみると、面白いことが続々分かってきます。ちゃんと意味がある・・・凄いね。
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